 |
人気ランキング : 14219位
定価 : ¥ 5,040
販売元 : 東宝
発売日 : 2004-05-28 |
市川崑監督、石坂浩二主演の名コンビによる横溝正史原作シリーズの最終作。「病院坂の首縊りの家」と呼ばれる古い館に、人間の生首が風鈴のように吊るされるという猟奇事件がぼっ発し、やがてそこから次々と惨劇が繰り広げられていく。 名探偵・金田一耕助は、なんと生首の現場におもむいた際に、犯人は誰であるかを見抜いており、その模様は映像でもきちんと描かれているので、目をこらして観てもらいたい。また本作は金田一最後の事件であり、原作ではおよそ28年にも及んでの事件解決となるのだが、映画化に際しては、それを数か月に凝縮している。 横溝夫妻も冒頭とラストで特別出演し、シリーズの終えんをねぎらってくれているのがうれしい。シリーズ常連キャストも、それぞれ名演。特に『無法松の一生』さながらのいでたちと雰囲気で迫る小林昭二がすばらしい。(的田也寸志)
 |
金田一さん待って! |
この映画は他の作品より評価低いようですが、私は大好きです。 ラストを飾るにふさわしい豪華出演陣の熱演、そしてシリーズで一貫して描かれてきた親子の絆と哀しい運命…他作品に退けを取らないと思います。そして、最後、金田一さんが会釈して去っていく姿。私は 別れというものを連想するときあのシーンを思い出します。そしてその時かかる音楽。別れを見事に表現していて最高です。 最終作にふさわしい出来だと思います。
 |
市川×石坂金田一シリーズ、昭和最終作。新「犬神家」を観る前にもう一度観直しました。 |
これまでの雰囲気、お約束を継承していて、安心して楽しめます。(特に俳優陣の演技)
今作では、進駐軍やジャズバンドが登場しているため、他の4作より現代風。
また、主な舞台が、山奥や小島などの地方ではなく、病院坂近辺の市街地が中心のため、"旅情"のようなものが無く、そのぶんスケールは、こじんまりとしています。
(金田一が出生の秘密を探るために、ひとり地方に調べに行くところはある。)
金田一、最後の1シーンは、大げさでなく割とあっさりとしているところがセンスの良さを感じます。
(蛇足ですが、ジャケット写真にこの場面を選ぶのはいかがなものか。)
 |
様式美? |
横溝ファンではありましたが、この作品に関しては原作も読まず、映画も見たことがありませんでした。(当時は正直期待していませんでした。)
ですが今回始めてこの作品を見て、私は結構楽しめました。
色を抑えた映像は過ぎ去った昭和20年代の雰囲気をよく表現していると思いますし、洋服の赤や木の緑など時折出てくる鮮やかな色がとても効果的に使われており、市川+金田一シリーズでは様式美ともいえる映像の美しさを今回も堪能できます。
加藤武さん扮する警部が手をたたくところや粉薬を吹き出すシーン、調査に行った先で出てくる三木のり平さん扮するトボケた店主と激しく襖を開けるおばちゃん、など毎度おなじみのニヤッとさせられるシーンも一種の様式美でしょうか。
小林昭二さんや大滝秀治さんらいつものメンバーが役所を変えてこの作品でも良い味を出されています。
桜田淳子さんはとても美しく演技も良くて、役に見事にはまっています。(小学生時代、エンジェルハットをかぶった淳子さんのファンでした。)
犬神家のような派手さはないものの、よくまとめられたおもしろい作品だと思います。
早速アマゾンで原作の小説を買って読んでみようかな。
 |
とても残念でならん |
街や建物の陰鬱で不気味な映像は天下一品すべて完璧なのに、わざとらしいギャグのような演技の連発(加藤、常田、岡本、大滝秀治までもが)で興醒めだ。残念でならん!傑作前3作(犬神家、手毬唄、獄門島)にもそういう要素はあるがそれは成功している。横溝氏のシーンも長すぎ。特に最悪なのは中井貴恵と草刈正雄!見たくない!面白くない!腹が立つ!どうしてこうなったのか!まじめに創れ!実際そう思うのだからしょうがない。同じことが八つ墓村(1996)にも言える。
 |
首を切断するシーン |
原作はただダラダラと長いだけの駄作だが、映画の方はよくまとまっている。佐久間良子のあおい輝彦の首を切断するシーンが一番のお気に入り。